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小林よしのり
2015.10.18 06:36政治

マイナンバー制度と徴兵制は関係ない


例えばわしがマイナンバー制度は気色が悪いと言う。

逆らったって、もう遅いのだろうが、国家にプライベートまで

管理されることに拒否反応を示すのは常識だとわしは思う。

だが、そう言うと、それは徴兵制を認める思想と矛盾するのでは

ないかと言う人がいる。

疑問を感じたらどんどん言ってもらって構わない。

 

マイナンバー制度は正確に言えば国家というより「政府」が管理

するものだ。

「国家」は国民の家・共同体のようなものだから、本来、国民が

守るべきものである。

国を守れと言うときに、誰も政府を守ろうとは思わないだろう。

国家=政府と勘違いしている者が多すぎる。

 

イラクやシリアを見れば分かるように、国家が崩壊したら、

国民の幸福も安寧もなくなって、難民として放浪し、他国に移民

して、差別されるしかなくなる。

徴兵制は本来、国民がナティオ(生誕の地)を自主的に守るもの

であり、それは崇高な使命である。

マイナンバー制度は国家のために必要不可欠のものではない。

官僚にとって便利なだけだろう。

 

昼間の職場に隠れて、夜の商売をしている女性たちが気の毒だ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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